実習ノート全57レッスン

Microsoft 365 Copilot 実習ノート

ユースフル「Microsoft 365 Copilotコース」(講師:磯川はじめ)の動画の内容を、読み物として整理しました。画面の横に開いて、同じ操作を自分で試せるようにしてあります。

使い方:手順の番号の下にあるチェックボックスで、できたところに印を付けられます(このブラウザに保存)。この形の文字はクリックするとコピーできます。画像はクリックで拡大できます。

※画面は収録時点(2025年12月頃)のものです。多くの機能は有料の Microsoft 365 Copilot ライセンスが前提です。Outlook は新しい Outlook と従来の Outlook で操作が異なる場合があります。「使用ファイル」はコースフォルダ内「サンプルファイル」の配布ファイルです。

学ぶこと一覧

#レッスンポイント
02他の生成AIとの違いChatGPT と同じモデル、簡潔・箇条書きの出力、セキュリティと Microsoft 親和性
03M365 Copilotでできること無料版との違い(アプリ内・社内情報・エージェント・リサーチ)
04検索対象Teams・Outlook・SharePoint/OneDrive・Loop、自分が見える情報だけ
06Teams・OutlookでChatを開くピン留め、Ctrl+数字
07職場/Web社内情報は職場、一般情報は Web
08過去資料の検索ファイル名指定、覚えている条件で検索
09ファイル管理6つのポイント(1資料1ファイル〜メタデータ)
10ノートブック指定資料だけを元に回答、自動反映
11カスタム指示回答の信頼性を★で自己評価
12プロンプトスケジュール毎月のリサーチを自動化
13プロンプトギャラリー保存・呼び出し・共有
14リサーチツール/アナリスト月25件制限、ソース指定、Pages 経由の出力
15エージェント作成SharePoint の社内規定 PDF をナレッジに
18会議中の要約(Teams)[これまでの会議を要約する]、文字起こし必須、自動録画設定
19会議レポート[まとめ]、会議のメモ・フォローアップタスク、すべてコピー
20フォーマット議事録テンプレートを添付して「沿って生成して」
21過去メッセージ検索Ctrl+F と Copilot の違い、日付・人・話題で要約
22リライト(Teams)Alt+A、ユーザー設定で「階層構造に」、箇条書き→文章
23音声入力+リライトWin+H で話す → リライト
26メール効率化1日146分、脱メールと効率化
27メール要約[Copilot による要約]、[Copilot に質問]
28下書き作成Ctrl+R → Alt+I、キラキラの候補、保持する
29下書きのカスタム指示設定→Copilot→下書きの指示
30コーチングとリライト全体はコーチング、一部はリライト
31未読メール要約送信者・内容・依頼事項と納期、全フォルダー対象
32メール翻訳標準翻訳、日本語で要約、これについて説明する
35Word 新規作成プロンプト → 微調整 → 保持する
36過去資料ベース[+]→ファイルでお手本を添付
37プレゼン台本PPT を添付、プレゼン時間を伝える
38見出しと目次[構造と絞り込み]→ 自動作成の目次
39文章の修正・調整記述を続ける、自動リライト、テーブルとして視覚化
40内容を理解する要約・キー番号・おすすめの Q&A
43自社デザインのスライドスライドマスター → 新しいプレゼンテーションに置き換える
44スライドのメモすべてのスライドの発表者ノートを生成
45想定質問10個+回答案、厳しい質問、1つずつ質問
46資料の翻訳別ファイルで作成されるので保存
47資料の要約全体の要約、スライドの重要ポイント
50データ準備見出し重複・空白・1セル複数・セル結合 NG、Ctrl+T
51エージェントモードツール→エージェント モード、書式をテキストで指示
52集計列年代列、コメント分類は「**手動で**」
53ピボットテーブル分析の対象と切り口を含める
54グラフ円・棒・複合グラフ
55条件付き書式・フィルタールールの追加・複数条件・一括解除
56ダッシュボード分析の糸口を示してもらう
セクション1 Copilotのキホン

#01本講座のポイント

テーマは「Copilot を仕事でどう使うのか」。忙しいビジネスパーソンに向けて、Copilot の実践テクニックを解説する講座です(講師:ユースフル 磯川はじめ)。

  • Copilot は日々便利な機能が追加される反面、「機能はたくさんあるけど、結局仕事でどう使えばいいかわからない」という悩みが生じやすいツール。
  • 本講座では数ある機能の中から特に使える機能を厳選し、仕事でどう活用するかまで踏み込んで解説する。
  • ユースフルが行っている法人向け研修でも好評なテクニックを余すことなく紹介。

#02Copilotと他の生成AIツールの違い

Copilot が回答を生成する裏側の仕組みと、他の生成 AI ツールとの違いを押さえます。

生成 AI と従来の AI の違い

従来の AI生成 AI
一言で答えを探す答えを作る
仕組み大量データを学習し、与えられた問いに対してデータの中から答えを探す(既存パターンに基づく判断)学習データを元に、もともと存在しない新しいコンテンツをゼロから作る
画像認識、迷惑メール判定(過去の迷惑メールのパターンから判定)Copilot などに質問すると、存在しない文章を新しく作ってくれる

どちらも「最初に大量のデータを学習する」点は共通。生成 AI という言葉は2023年頃から一般的になりました。

生成 AI の種類

  • 文章生成 AI:プロンプトを送るとテキストを生成(ChatGPT、Copilot、Gemini など)
  • 画像生成 AI音声生成 AI動画生成 AI:テキストの指示から画像・音声・動画を作る

Copilot の種類(撮影時点)

#02 画面 8
種類ライセンス特徴
ブラウザ版 Copilot(Copilot Chat)Microsoft 365 契約企業なら無料文章生成 AI としての基本機能はすべて使える。情報検索やアイデア出し
Microsoft 365 Copilot有料Microsoft アプリ上で使える。文章の要約やメール作成などアプリならではの使い方
職場向け Copilot有料社内の情報をベースに回答(社内規定の検索、社内文書の要約など)
Copilot in Power PlatformPower Automate などの Power Platform アプリで使う
Copilot Studioエージェント作成ができる
Copilot は新しいツールが出たり名前・区分けが変わったりするので、撮影時点の情報として見てください。

Copilot は ChatGPT と同じ AI モデル

  • 「Copilot は他の生成 AI より使い勝手が悪いのでは?」という声もあるが、前提として Copilot は ChatGPT と同じ AI モデルを使っている。古い別モデルを使っているわけではない。
  • 違うのは出力のロジック。企業で働くビジネスパーソン向けに開発されている背景から、簡潔で箇条書きで回答する傾向があると言われる。この特徴が合う人・合わない人がいる。
#02 画面 11

Copilot の特徴

  1. 高いセキュリティ性能:大企業での利用を前提としたツールで、高いセキュリティ環境下でやり取りが保護されることがデフォルトで保証されている。
  2. Microsoft ツールとの親和性:Microsoft の様々なビジネスツールと組み合わせて、生成結果をシームレスに加工・共有できる。

#03M365 Copilotでできること

無料版(ブラウザ版 Copilot)と、有料ライセンスで使える Microsoft 365 Copilot(職場向け Copilot)の違いを整理します。

無料版と有料版(M365 Copilot)の違い

#03 画面 3
項目無料版有料版(M365 Copilot)
利用できる場所基本的に Copilot Chat のみ(※アップデートで少しずつ Excel などのアプリでも使えるようになってきている)Microsoft 365 アプリ(Excel、Teams など)でも使える
参照できる情報源公開 Web サイト(ネット上の公開情報)のみMicrosoft 365 の社内情報資産(SharePoint、Teams、Outlook などのメッセージや資料)
エージェントCopilot Studio Lite で簡単なエージェントは作れるアップロードファイルのナレッジ化や社内情報にアクセスするエージェントを作れる
利用制限文字数・会話のラリー・画像生成枚数などに上限あり(アップデートで変わるので最新情報を確認)
特定機能リサーチツール、アナリストなど限定機能

アプリ上の Copilot をフルに使いたいときは、やはり有料版ライセンスが必要です。

有料版ならではの活用例

① Teams メッセージのリライト

  • 長くて読みづらいメッセージを書いたとき、入力欄の鉛筆アイコンをクリックすると、読みやすい文章に変換してくれる。
  • さらにプロンプトで指示すれば、イメージ通りの文章に書き換えてもらえる。
#03 画面 9

② 過去資料の検索

  • 「前に作った Excel や PowerPoint をもう一度見たいが、どこにあるかわからない」とき、覚えている情報を Copilot に伝えるだけで該当資料を答えてくれる。
  • 資料のリンクも提示してくれるので、クリックで開ける。
#03 画面 14

③ 競合調査などのリサーチ

  • 例:「飲料業界の市場動向についてリサーチして」→(質問に)「グローバルに絞った市場動向です」と答えると、飲料業界のレポートを生成してくれる。
  • 参照した情報源もまとめてくれるので、クリックで詳しく確認できる。
#03 画面 16

#04M365 Copilotの検索対象

Microsoft 365 Copilot は社内の情報をベースに回答するのが大きな特徴。具体的にどんな情報を拾ってくるのか、そして安全性について解説します。

主な検索対象

#04 画面 2
ツール検索対象になるもの
Teamsチャットやチャネルのメッセージ、投稿された Word・PowerPoint・PDF などのファイル
Outlookメールの本文・件名、添付ファイル
SharePoint/OneDrive格納したファイル
LoopLoop(リアルタイムで共同編集できるメモツール)に記載したテキスト。例:Loop で作った社内申請マニュアルの内容を元に Copilot が質問に回答する仕組みも作れる
その他ユーザー情報、Planner・To Do のタスクなど幅広い情報

AI に業務情報を渡して大丈夫?:エンタープライズデータ保護

  • Copilot はエンタープライズデータ保護により、渡された情報を AI の学習に使わない仕組みになっている。
  • Copilot Chat 画面に表示される緑色のシールドマークがその目印。表示されている限り、社内情報を渡しても学習に使われたり他社の人に見えたりする心配はない。
  • シールドマークにカーソルを合わせ「エンタープライズデータ保護」をクリックすると、Microsoft 公式の詳細ページを見られる。
#04 画面 13

Copilot は「自分が見える情報」しか参照しない

  • Copilot は使う本人がアクセスできる情報しか拾ってこない。他人のチャットや、他人の OneDrive 内のファイルを勝手に拾うことはないので安心。
  • 裏を返すと、自分にアクセス権限がないファイルは拾えない。みんながファイルを OneDrive やローカルに置いてしまうと、Copilot で拾えない。
AI 活用を前提とした適切なアクセス管理を 特に SharePoint をしっかり活用する。公開すべきファイル・みんなが見るべきファイルは、OneDrive ではなく SharePoint に格納する。
#04 画面 17
セクション2 Copilot Chat

#05本セクションの概要(Copilot Chat)

Copilot Chat の実践テクニックを紹介するセクションです。

  • Copilot Chat は対話型 AI ツール。多くの人が「Copilot」と聞いて思い浮かべる画面で、プロンプトを入力して回答を得る基本の流れは知っている人も多い。
  • 一方で、知らない人が多い便利な機能もたくさんある。特に有料の Microsoft 365 Copilot ライセンスがあれば、情報検索に特化したリサーチツール職場内の情報検索など、より便利な機能が使える。
  • 本セクションでは、Copilot Chat の一歩・二歩進んだ使い方を紹介する。

#06Teams・OutlookでCopilot Chatを開く

日々の業務で Copilot Chat を使うには、いかに素早く開けるかが重要。ブラウザだけでなく、毎日開いている Teams や Outlook から Copilot Chat を開く手順を紹介します。

Teams で開く

  1. 画面左側の […](その他のアプリを表示)[Copilot] をクリック。出てこないときはアプリの検索欄で Copilot と入力する。
    #06 画面 3
  2. 一瞬で Copilot Chat が開く。ただしこのままだと、別の画面に移動すると左側の Copilot アイコンが消えてしまう。
  3. Copilot アイコンを右クリック → [ピン留めする]。常に表示される状態になり、ワンクリックで開ける。
    #06 画面 7
  4. 左側のアイコンはドラッグで並び替えられる(Copilot を上のほうに持ってくるなど)。
    #06 画面 9

Outlook で開く

  • 画面左側に Copilot アイコンがあるので、クリックするだけで Copilot Chat にアクセスできる。
    #06 画面 13
  • 画面右上の [Copilot] からも開ける(Outlook のバージョンでアイコンは少し異なる)。

ショートカット:Ctrl+数字

  • Teams・Outlook どちらでも、Ctrl数字 で、画面左側のアイコンの画面を一瞬で開ける。数字はアイコンが上から何番目か
  • 例:Outlook で Copilot が上から3番目なら Ctrl3、メールに戻るなら Ctrl1。Teams で Copilot が2番目なら Ctrl2
  • Copilot に限らず、いろいろな画面操作が楽になる。
    #06 画面 17

#072種類のCopilot Chat(職場/Web)

Copilot Chat 画面の一番上にある [職場][Web] のボタンで切り替えられる2種類の Copilot Chat。特徴と使い分けを解説します。

#07 画面 3
職場Web
利用条件Microsoft 365 Copilot ライセンス(有料)がある人限定
回答の元メールやチャットなど社内情報にアクセスして回答世間に公開されている情報を元に一般的な回答
使いどころ過去に作った Excel や PDF の資料を探す、特定のやり取りをしたチャットを探す特定企業の社員数や事業の調査、Excel や SaaS ツールの使い方の検索
社内情報は「職場」、一般的な情報は「Web」 「有料でしか使えない職場版だけ使えばいい」と思いがちだが、職場版は一般的な情報を知りたいときも頑張って社内情報と紐づけて回答しようとしてしまう。使い分けが最適な使い方。

#08過去資料の検索

「先週作ったあの PowerPoint、どこに行ったっけ?」——過去の資料の場所がわからなくなったとき、Copilot Chat で素早く見つけ出す方法です。

① ファイル名を指定して探す(精度が最も高い)

  1. Copilot Chat を開き、画面上部で [職場] が選択されていることを確認する(Teams チャット内のファイルや SharePoint・OneDrive のファイルを探すため)。
  2. ファイル名をダイレクトに指定する。「○○」という名前のファイルを探してください(例:「秋の定時退社週間_プレゼン資料」という名前のファイルを探してください)
    #08 画面 3
  3. ピンポイントで目的のファイルを見つけてくれる。下に表示されるリンクをクリックすればすぐに開け、編集もできる。
    #08 画面 4
  4. ファイルの中身の概要を要約して教えてくれるので、数か月〜1、2年前のファイルでも内容をすぐ思い出せる。
    #08 画面 7

② ファイル名がわからないとき:覚えている条件で探す

実務ではファイル名がわからないことの方が多いはず。覚えている情報を AI に伝え、条件を満たすファイルを探してもらいます。

  1. 例:3つの条件(最終更新日/どんな内容か/作成者)を指定する。条件は目的に合わせてカスタマイズ(「1年前に作成」「経費申請に関連する」など)。
    以下の条件を全て満たすファイルを検索してください。
    -最終更新日が1週間以内
    -"秋の定時退社週間"に関連する資料
    -作成者が自分である
    #08 画面 11
    条件の文言は動画画面から読み取った例です。自分の探したいファイルに合わせて書き換えてください。
  2. 条件にマッチする可能性が高いファイルを一覧表示してくれる。探していた「秋の定時退社週間_プレゼン資料」も見つかり、クリックで開ける。
    #08 画面 13
自分がファイルについて覚えている情報を伝えれば、条件に合ったファイルを検索してくれる。「先月作ったプレゼン資料どこだっけ?」というときに試そう。

#09AI活用に適したファイル管理方法

Copilot Chat で社内ファイルを精度高く検索するには、それに適したファイル管理が重要。意識すべき6つのポイントです。

#09 画面 2
#ポイント理由・やり方
11資料=1ファイル1つの資料のためにファイルを何個もコピーして管理すると、似た名前のファイルが並び AI がどれを参照すべきかわからなくなる。1つの資料は1つのファイルで管理する
2わかりやすいファイル名Copilot は中身もある程度理解するが、ファイル名も検索の重要な要素。内容が想像できる名前に
3フォルダー構造はシンプルにアリの巣のような深い階層は人間にも AI にも探しにくい。できれば2〜3階層程度に抑えると検索性が一番向上すると言われる
4「old」に余計なファイルを置かないAI は old(過去資料・参考資料など)フォルダーの中も他と同じく並列で検索してしまい、無視させるのは難しい。何でも放り込まず、完全に不要なファイルは削除する
5パスワード付きファイルは極力使わないAI はパスワードがわからないので、パスワード付きファイルは検索対象外。閲覧制限は SharePoint サイトのアクセス権で管理する
6メタデータの活用SharePoint では格納したファイルに顧客名やタイトルなどの個別情報(メタデータ)を設定できる。例:Customer 列に顧客名を入れておくと「顧客名が○○のファイルを検索して」で正確に見つかる。設定方法はユースフルの SharePoint 講座で

「1資料=1ファイル」でもバージョン管理は大丈夫

  • SharePoint に格納したファイルは、自動的にバージョン履歴が管理される。ファイルの[バージョン履歴]を開くと、誰がいつ操作したかが確認でき、各バージョンをクリックするとその時点の状態を復元できる。
    #09 画面 12
  • 設定は不要。SharePoint に置くだけで自動的に記録される。
  • Teams に添付したファイルも SharePoint または OneDrive に格納されるので、同様にバージョン履歴がオンになる。
つまり「1資料=1ファイル」は、Teams・SharePoint・OneDrive のクラウドベースでファイルを管理しようということにつながる。
#09 画面 41
SharePoint のメタデータ(ファイルに顧客名などの列を設定)
この6つは AI の精度を上げるだけでなく、仕事のしやすさ・効率の向上にも有用。どれが最新かわかりやすくなり、誰が見ても内容が想像できるようになる。

#10ノートブック機能

ノートブック=Word や PowerPoint などの資料をあらかじめ与えておき、その内容を元に AI が答えてくれる機能。自分専用の秘書を作れる、知る人ぞ知る便利機能です。

ノートブックを作る

  1. Copilot Chat 画面左側の ノートブック アイコンをクリックし、[Copilot ノートブックを作成]
    #10 画面 3
  2. 参照してもらう情報を設定する画面が出る。参照元には Word・PowerPoint などの Office ファイルのほか、Web サイトのリンクLoop も指定できる。
    #10 画面 5
  3. 今回は「夏の定時退社週間ガイドライン」(Word)と実施要項(PowerPoint)をクリックして追加。一番上でノートブック名(例:夏の定時退社週間)を付けて [作成]。これだけで完成。
    #10 画面 6

使ってみる

  1. 夏の定時退社週間はいつですか と質問 →「7月第2週の月曜日から金曜日」と、Word の記載どおり正確に回答。
    #10 画面 15
  2. 回答内に参照した資料のリンクが付くので、どの資料から情報を取ったか一目でわかり、クリックで開ける。
    #10 画面 17
  3. 定時退社期間中の特別ルールはある? → 基本ルール・例外対応・業務運用ルールなど、すべて資料にある内容で答えてくれる。
  4. 資料にない情報(例:冬の定時退社期間は予定されていますか)を聞いても、資料内の内容だけで答え、外部・Web の余計な情報は取ってこない。
    #10 画面 23
ノートブックはあらかじめ設定した情報のみをソースに回答するので、与えた資料の内容だけで正確に答えてくれる。

便利ポイント

  • 参照元の資料が更新されると自動で反映:ガイドラインの期間を「7月〜9月」に変えると、ノートブックの設定を変えなくても、同じ質問に新しい期間で答える。
    #10 画面 29
  • 過去の質問を一覧で振り返れる[チャット]の項目から過去の質問と回答を確認できる。
    #10 画面 31
  • 後から参照元を追加できる[参照の追加]から Excel ファイルや Loop のメモなどを追加できる。一覧に表示されないときは、OneDrive アイコンから OneDrive/SharePoint の資料を指定したり、[このデバイスからアップロード]でローカルの資料を指定したりできる。
    #10 画面 34

#11“カスタム指示”で回答の精度を自己評価

生成 AI は確率ベースで回答するので、必ずしも正しい答えを返すとは限らない(ハルシネーション)。回答が正しいか確かめる作業を、カスタム指示で楽にする使い方です。

カスタム指示とは

  • Copilot のすべての出力のルールを決める機能。例:「結論ファーストで答えて」「すべて英語で回答して」と決めると、すべての回答がそのルールに沿う。
  1. Copilot Chat 画面右上の […][Settings(設定)]
    #11 画面 5
  2. [個人用設定][カスタム指示] を開く。
    #11 画面 6
  3. 次の指示を入力して保存する(講師が実務で使っているカスタム指示。文言は音声から起こしたもの)。
    回答の信頼性を★1~★5で自己評価してください。評価の際は、与えられた問いに対して明確に回答できているかを、ファクトベースかつ辛口で評価してください。
    #11 画面 10

効果を確かめる

  • 事実に基づいて答えられる質問:品川駅は何区にありますか → 回答の一番上に ★5(信頼性が高い)。
    #11 画面 12
  • 事実に基づいて答えられない質問:ユースフル株式会社の50年後の社長を予測してください★2(信頼性が低い)と評価。
    #11 画面 14
すぐに設定できるので一度試そう。カスタム指示は自己評価以外にも様々な場面で役立つ。いろいろ試して、自分の仕事の仕方に合った Copilot に育てよう。

#12定期的にプロンプトを実行する(プロンプトスケジュール)

「業界ニュースを毎月調査したい」など、同じプロンプトを毎週・毎月実行したいときは、プロンプトスケジュールで自動化できます。

  1. 定期実行したいプロンプトを一度実行する。例:経済関連のニュースを教えて → Copilot が5件のニュースを要約してくれる。ただ毎回手動で実行するのは面倒。
    #12 画面 3
  2. 該当のプロンプトにマウスカーソルを合わせ、表示される時計マーク(このプロンプトをスケジュールする)をクリック。
    #12 画面 5
  3. Outlook の定期会議と同じように頻度を設定する。初期値は毎日なので、[日]→[月]に変えて毎月にするなど。実行日時・回数も設定。
  4. [返信の準備ができたらメールを受信する]にチェックを入れると、実行時にメールで知らせてくれる。右下の [保存]
    #12 画面 7
  5. テストしたいときは、画面の […] → [今すぐ実行]
    #12 画面 9
  6. 少しすると「プロンプトが自動で実行されました」というメールが届く。メール内のリンク(例:先月の日本経済主要ニュース5件)をクリックすると、実行結果の画面に移動する。
    #12 画面 10

設定済みスケジュールの確認・変更

  • Copilot 画面右上の […] → [スケジュールされたプロンプト]で一覧を確認できる。
    #12 画面 12
  • [その他のオプション] → [スケジュールの編集]で実行タイミングを変更。[オフにする]で一時停止、[削除]で削除もできる。

#13プロンプトを保存する(プロンプトギャラリー)

作り込んだ長いプロンプトは何度も使いたいもの。チャット履歴を遡って探す代わりに、プロンプトギャラリーに保存すれば一瞬で呼び出せます。

ステップ1:保存する

  1. 保存したいプロンプトにマウスカーソルを合わせ、しおりのようなマーク(プロンプトを保存します)をクリック。
    #13 画面 5
  2. わかりやすいタイトル(例:提案書の添削)を付けて [保存]
    #13 画面 6

ステップ2:呼び出す

  1. やり取り中のチャットでは、チャット欄の [プロンプトを表示する] アイコンをクリック → Copilot プロンプト ギャラリーの [プロンプト] で保存したプロンプトを一覧表示 → 使いたいものをクリックすると入力欄に呼び出される → 実行。
    #13 画面 8
  2. 新規チャットでは、そのボタンがないように見えるが、[表示を増やす]をクリックして下にスクロールすると [プロンプト ギャラリー] がある(隠れている)。
    #13 画面 10
  3. ギャラリーの [おすすめ] には Microsoft がデフォルトで用意したプロンプトもある。使えそうなものがないか一度チェックしてみよう。
    #13 画面 15

プロンプトを共有する

ギャラリーで共有したいプロンプトの右下の [プロンプトを共有します] をクリックすると、2つの方法が出ます。

方法内容
リンクをコピープロンプトのリンクをコピーし、チャットやメールで送る。受け取った人がリンクをクリックすると、Copilot Chat にプロンプトが入力された状態になる(クリックの操作が必要)
チームで共有共有先の Teams のチームを選んで [共有]。チームのメンバーにまとめて共有できる
#13 画面 20
共有されたプロンプトは、相手のギャラリーの[プロンプト]ではなく [チーム プロンプト] に表示される。

#14リサーチツールとアナリスト

Copilot Chat には通常モードのほかに、特定の役割に特化したリサーチツールアナリストがあります(M365 Copilot ライセンスが必要)。便利な反面、少し癖があるツールです。

リサーチツールアナリスト
特化分野情報の収集・整理高度なデータ分析
市場動向を調査してレポートにまとめる売上データを分析してインサイトを抽出する
共通の特徴長い時間(短くても5分、長ければ20〜30分)をかけて、精密で正確な回答を用意する

Copilot Chat 画面左側の [エージェント] の欄に2つのボタンがあります。

#14 画面 3

リサーチツールを使う

  1. [リサーチツール] を開き、通常と同じくプロンプトを入力する。例:飲料業界の市場動向についてリサーチしてください
    #14 画面 7
  2. いきなりリサーチを始めず、分析の前提や目的をヒアリングしてくれる(時間がかかるので方向性を事前に確認するため)。地域や関心のある飲料の種類などの質問に答える。さらに深掘りした質問が来る。
    #14 画面 9
  3. 前提を伝えきったら このまま進めてください と入力 → 情報収集・分析が始まる。待っている間は Copilot の別画面に移動して他の作業をしてよい。
    #14 画面 11
  4. 7〜8分ほどでレポートが完成(例:日本国内アルコール飲料市場の競合分析)。販売シェア、原料表、各メーカーの市場シェアと推移のグラフ、各社の販売戦略と差別化など、伝えた前提を反映した正確で細かいレポート。
    #14 画面 19
  5. 出力[PDF][Word] ボタンでファイルに出力できる。
    #14 画面 27
    注意 [Word]ボタンで出力するとレポート内の画像が埋め込まれない場合がある。そのときは画面下の鉛筆マーク[Pages で編集] → 画面右上の [作成] → [Word ドキュメント] で出力すると、画像入りのレポートになる。
    #14 画面 32
  6. [インフォグラフィック] ボタンで、レポートの内容を直感的に把握できるビジュアルにまとめてもらえる。
    #14 画面 37

アナリストを使う

  1. [アナリスト] を開く。データ分析の機能なので、自分でデータを用意して添付し、分析を依頼する。
    #14 画面 41
  2. ファイルは [コンテンツの追加] からアップロード/OneDrive 上のファイルを選択、またはエクスプローラーからドラッグ&ドロップで添付(例:医療品店の売上データ)。
  3. 添付のExcelのデータを基に売上分析レポートを作成して と入力。
    #14 画面 45
  4. 5分ほどでレポートが生成される:データ概要(件数・項目)、主要指標(総売上・平均単価など)、カテゴリー別売上構成、地域別・店舗タイプ別売上(棒グラフ)、売上推移(折れ線グラフ)、カテゴリー別月別売上、考察。目的に応じてグラフの種類も使い分けてくれる
    #14 画面 48
    #14 画面 53
  5. 追加指示もできる。例:分析結果をもとに今後の営業戦略を考えて → 分析結果からネクストアクションを提案。
    #14 画面 58
  6. レポートは「Word 形式で出力して」とプロンプトで頼むか、[Pages で編集] → 右上 [作成] から Word・PowerPoint・PDF に変換できる(グラフも含まれる)。
    #14 画面 62

使うときの注意点

  • 回数制限:2025年12月時点で、2つのツール合わせて月25件までのクエリしか実行できない(Microsoft 公式サイト)。
    #14 画面 65
  1. まずは通常の Copilot Chat を試す:時間がかかり回数も限られるので、通常のチャットで十分でないときに使う。
  2. できるだけ詳細で具体的なプロンプトを用意する:曖昧だと意図しない結果が出て、また長時間待つことになる。前提や目的をしっかり伝える。
  3. ソースを適切に指定する(リサーチツール限定):画面の [ソース] でリサーチの情報源を指定できる(デフォルトは全部チェック)。世間一般の情報なら[Web]のみ(職場のデータはノイズ)、社内情報なら[Web]を外し、必要な情報ソースや SharePoint サイトだけに絞る。
    #14 画面 67

#15社内資料からエージェントを作成

有料版 Copilot なら社内のナレッジを元にエージェントを作成できます。エージェント作成の中でも一番コアとなる基本部分を解説します。

完成イメージ:社内規定エージェント

社内規定の PDF を元に、社内規定に関する質問に答えるエージェント。推奨プロンプトのボタン(例:「退職金の計算方法は?」)をクリックすると退職金の規定を答え、自分で考えた質問にも内容どおり答えてくれます。

#15 画面 3

作り方

  1. SharePoint サイト上に参照させたい PDF(社内規定ドキュメント.pdf)を用意する(エクスプローラー上のファイルを参照することもできる)。
    #15 画面 6
  2. Copilot Chat 画面左側の[エージェント]の下にある [新しいエージェント] をクリック。上側のボタンで [構成] を選ぶ。
    #15 画面 10
  3. 各項目を入力する。入力内容は右側のプレビューでリアルタイムに確認できる。
    項目入力内容
    名前役割がわかりやすい名前(例:社内規定エージェント)
    説明どんなエージェントかの説明文
    指示一番重要。いつもの Copilot Chat と同じく AI への指示文を書く。例:「あなたは社内の規定に詳しい総務担当者です」と役割を指定 → 資料の内容を元に質問に答えるよう指示 → その下に細かい条件
    #15 画面 12
  4. ナレッジ(M365 Copilot ならではの設定):OneDrive・SharePoint・PC の資料を渡せる。SharePoint のファイルなら 雲マークをクリック → サイト一覧から該当ライブラリ(例:トレーニングドキュメント)の社内規定ドキュメントを選び [選択]。ナレッジ欄に SharePoint と「社内規定ドキュメント.pdf」が表示されれば OK(2つ以上指定も可)。PC 内のファイルは左隣の矢印アイコンから。
    #15 画面 16
    #15 画面 17
  5. 機能は特に設定しなくてよい。
  6. 推奨プロンプト(ワンクリックで呼び出せるボタン)を設定。こんな使い方をしてほしいというプロンプトを入れる。
    タイトルメッセージ
    質問退職金の計算方法は?
    質問勤続20年以上の有給取得可能数は?
    #15 画面 21
  7. 右上の [作成] → 「エージェントが正常に作成されました」→ [エージェントに移動する]
    #15 画面 22

使ってみる

  • [退職金の計算方法は?]→ 計算式(退職金=退職時基本給×勤続年数別支給率×退職事由別係数)や注意事項が出る。元の PDF と同じ内容。
    #15 画面 26
  • [勤続20年以上の有給取得可能数は?]→ 元ドキュメントの「20労働日」をしっかり拾って回答。
    #15 画面 29
  • 他にも、経費申請の Q&A、特定アプリの質問ボットなど、いろいろな場面で役立つ。
SharePoint 上のドキュメントを参照するメリット 元のドキュメントが更新されると、エージェントにも自動で反映される(例:有給日数が20日→30日に書き換わればエージェントも30日と答える)。いちいち設定変更しなくてよいので、ドキュメントを元に作るときは SharePoint 上のファイルを参照しよう。

#16まとめ(Copilot Chat)

Copilot Chat は Web 上の情報検索だけでなく、社内ナレッジの検索、高度なリサーチ、エージェントの作成など、非常に幅広い使い方ができる万能な AI ツール。本セクションで学んだ機能を、ぜひ仕事の中で試してみよう。

セクション3 Teams

#17本セクションの概要(Teams)

Web 会議、チャット、ファイルのやり取りなど、今や業務の中心が Teams という人も多いはず。毎日当たり前に使うツールだからこそ、Copilot で効率化できたときの恩恵は非常に大きい。Teams の業務が Copilot でどう楽になるかを学びます。

#18会議中に会話の内容を要約する

前の会議が長引いて10分、20分遅れて参加…。そんなとき Copilot を使えば、自分が参加していない間の会話の内容を要約できます。

使い方

  1. 会議画面の右上にある [Copilot] ボタンをクリック。Copilot のウィンドウが開き、会議の内容について質問すると答えてくれる。
    #18 画面 4
  2. 入力欄に質問してもよいが、入力欄の下の [その他のプロンプト] をクリックすると質問の候補が出る。遅れて参加したときは一番上の [これまでの会議を要約する]
    #18 画面 7
  3. しばらく待つと要約が生成される。「市場分析と現状」「競合他社の動向」などトピックごとにタイトルが付くので、何が話されたか簡単に把握できる。
    #18 画面 9
  4. わからない部分やもっと知りたいところがあれば追加で質問できる。回答の下に質問の選択肢が用意されるので、クリックするだけでよい(例:「プロモーション戦略について詳しく教えてください」)。
    #18 画面 13
会議中のいろいろな場面で役立つ 遅れて参加したとき/わからない用語が出たとき(「○○ってどんな意味?」)/[その他のプロンプト]の [アクション アイテム リストを作成する] で今後やるべきことをリストアップ。

注意:文字起こしを有効にする必要がある

この要約機能は、会議の文字起こしの内容を Copilot が要約する仕組み。文字起こしが必要なことは忘れがちなので必ず覚えておきましょう。

#18 画面 20

方法① 会議開始時に Copilot ボタンから

  1. 会議が始まったら [Copilot] ボタンを一度クリック →「文字起こしを開始しますか」で [オンにする]
    #18 画面 22
  2. 話している言語(日本語)を選んで [確認]。文字起こしが始まる。
    #18 画面 24

方法② 会議を録画する

  • 会議画面上側の [その他] → [レコーディングと文字起こし] → [レコーディングを開始]
  • さらに便利なのは、予定を入れる段階で自動録画を設定しておくこと。
  1. 会議のスケジュール作成画面で、右下の [その他のオプション]
    #18 画面 28
  2. [Teams 会議] にチェックを入れ、[会議のオプション] を選ぶ。
    #18 画面 29
  3. 会議設定画面で [レコーディングと文字起こしを自動的に行う] にチェックを入れて [保存]
    #18 画面 32
  4. 会議が始まると自動的にレコーディングが始まり、毎回オンにしなくても Copilot の機能が使える。

#19会議レポートの自動生成

会議後の議事録作成は地味に面倒。会議が終わった後に、話した内容を Copilot が自動で要約してくれる会議レポートの機能です。後から「あの会議で何を話したっけ」と振り返るときにも有効です。

  1. 該当の会議のチャット画面を開き、上側の [まとめ] をクリックすると会議レポートの画面が開く。
    #19 画面 4
    #19 画面 6
  2. 中央下側:会議中にいつ誰が話しているかをチャート形式で表示(複数人の会議でも一瞬で把握できる)。
    #19 画面 7
  3. 右側(一番役立つ部分):Copilot による要約。会議のメモ(会話内容の要約)と フォローアップ タスク(今後やるべき To Do 一覧)。会議のメモはクリックするとより詳細な情報を確認できる。
    #19 画面 10
  4. 右上の [すべてコピー] で会議のメモとフォローアップタスクをテキストでコピーできる。別のチャットに貼り付けて共有したり、修正して議事メモにしたりできる。
    #19 画面 15
    #19 画面 18
  5. わからない部分があれば、画面右上の [Copilot] で会議の内容について質問できる。[その他のプロンプト]から用意された質問も選べる(例:「未解決の質問は何ですか」)。
    #19 画面 24
録画データを見返さなくても会議の内容を簡単に振り返れる。「3日前の会議でどんな話をしたか」がわからなくなったら、この機能を思い出そう。

#20会社フォーマットに基づいた議事録作成

自動生成の会議レポートだけでは「内容が十分じゃない」と感じることも。[まとめ]画面の Copilot を使って、会社のフォーマットに沿った議事録を作ります。

使用ファイル:セクション3_議事録フォーマット.docx(サンプルファイル)

[まとめ]画面の Copilot は「その会議専用」

  • [まとめ]画面右上の [Copilot] で開くチャットは、通常の Copilot Chat と違い、今開いている会議の内容だけを元に答える専用のチャット。
    #20 画面 7
  • 例:会議の参加者は誰ですか → 開いている会議(生成 AI 研修の導入について)の参加者を答える。
    #20 画面 8

ハンズオン:テンプレートに沿った議事録

「決定事項・未決定事項・次回までのタスクを必ず入れる」など、会社ごとに決まった形式があるはず。テンプレートを作って AI に渡し、それに沿って作ってもらうのがスムーズです。

  1. 議事録テンプレートを Word などで用意する。例:会議概要/参加者/議題/決定事項/議論内容/アクションアイテム/次回会議の予定/備考 と、各パートにどんな内容を入れてほしいかを書いておく。
    #20 画面 14
  2. テンプレートを[まとめ]画面の Copilot チャットにドラッグ&ドロップして添付する(Word や PowerPoint などのファイルを添付できる)。
    #20 画面 18
  3. シンプルに指示する。こちらのテンプレートに沿って議事録を生成して
  4. 一瞬で議事録ができる。Word のテンプレートどおり、会議概要・参加者・議題などがきれいにまとめられている。
    #20 画面 21
お手本を自分で作り、それを元に AI に成果物を作ってもらうアプローチは、いろいろな場面で役立つ。

#21過去メッセージの検索・要約

毎日積み重なるメッセージから特定のものを探すのは面倒。スクロールして探す代わりに、Teams の検索と Copilot を使って効率よく探します。

① 基本:Ctrl+F のメッセージ検索

  • チャットまたはチャネルの画面で CtrlF を押すと検索ウィンドウが表示される。お客様の名前などを入力すると該当メッセージを一瞬で探せる(Teams の標準機能)。
    #21 画面 3

② Copilot でより幅広く検索・要約する

  1. チャット画面右上の Copilot アイコンをクリックすると、チャットの右側に Copilot Chat が表示される。今開いているチャットに関連する情報を聞ける。
    #21 画面 9
  2. 日付を指定して要約:○月○日に会話した内容を要約して → 指定日の会話だけを要約。回答の下に次のプロンプト候補が出るので、クリックで深掘りできる。
    #21 画面 11
  3. 人を指定:社員二郎さんのメッセージを抽出して → 該当者のメッセージだけを抽出。
    #21 画面 15
  4. 話題を指定:ABC工業に関連する話題を要約して → 特定のお客様に関連するメッセージだけを要約。
    #21 画面 17
キーワード検索との違い Ctrl+F はキーワードを含むメッセージを探すだけだが、Copilot はキーワードを含むメッセージだけでなく、そこからどんな会話をしたかまで要約してくれる。より深く広い情報を取れる。

チャネルで Copilot を開くには

  • スレッド内で長い会話がある場合:青文字の [○件の返信を開く] をクリック → 右上の Copilot アイコン。
    #21 画面 22
  • 返信が少なく青文字が出ない場合:メッセージを右クリック → [会話を新しいウィンドウで開く] → 新しいウィンドウの右上の Copilot アイコン。
    #21 画面 23

#22リライト機能で文章作成

チャットで複雑な内容を伝えたいのに文章にするのが難しい…。そんなときは リライト機能で、わかりやすい文章に書き換えてもらいます。

長い文章をリライトする

  1. メッセージを書いたら、入力欄右下の光っているペンのようなアイコンをクリック(ショートカット AltA)。リライト機能の画面が開き、元のメッセージを書き換えた案が表示される。
    #22 画面 4
    #22 画面 6
  2. 上側の [調整] で方向性を指示できる:[簡潔]でシンプルに、[カジュアル]でカジュアルな文体に、などクリック一つで変えられる。
    #22 画面 9
  3. 一番よく使うのは、一番下の [ユーザー設定] で自分でプロンプトを指示する方法。例:伝わりやすい階層構造に直して → 仕様確定/スケジュール/コスト見積もり/納期優先順位/今後の対応…とテーマごとに階層構造で整理してくれる。
    #22 画面 14
  4. 何度か試すと下側に矢印が出て、生成した文章を見比べられる。一番よいものを選んで [置き換え] をクリックすると反映される。
    #22 画面 17

箇条書きメモから文章を作る

そもそも長い文章を自分で書くのも面倒なら、会議中にババッと取った箇条書きメモから文章を作ってもらいます。

  1. 箇条書きメモを入力欄に書き、リライトのアイコン(または AltA)で画面を開く。
    #22 画面 20
  2. [調整] → [ユーザー設定]箇条書きの内容をわかりやすい文章に直して と入力。
    #22 画面 24
  3. しっかりした文章ができる。さらに調整したり追加で指示したりして、最後に [置き換え]
    #22 画面 25
一から考えなくても、箇条書きでメモしておけば文章を作れる。仕事ではこちらの使い方の方が多いかもしれない。

#23音声入力+リライトでラクに文章作成

リライト機能に音声入力を組み合わせると、さらに楽に文章を作れます。

  1. メッセージを入力できる状態で WindowsH を押すと、喋った内容がリアルタイムで文字起こしされる(解除は Esc)。
    #23 画面 3
  2. 音声入力で大体の内容は入るが、「あの」「えー」や言い直しも含まれる。
    #23 画面 5
  3. そのまま右下のリライトのアイコンをクリック → 言い換えや不要な部分を削った、わかりやすい文章にリライトしてくれる。
    #23 画面 7
  4. [置き換え] で反映。
    #23 画面 8
長いメッセージはキーボード入力が面倒。Windows+H で音声入力 → リライトできれいに、が楽。

#24まとめ(Teams)

議事録の生成でお手本となるフォーマットを渡す、メッセージのリライトで「構造化した文章にして」と指示する——少しの工夫で Copilot の使い勝手は格段に上がる。毎日の Teams 業務を楽に効率化しよう。

セクション4 Outlook

#25本セクションの概要(Outlook)

チャット中心になってきたとはいえ、社外とのコミュニケーションを中心にメールの出番はまだ多い。1つ1つのやり取りに時間がかかるからこそ、どう効率的に処理するかが重要。Copilot でメールを効率的に処理するテクニックをまとめて紹介します。

#26メール効率化の重要性

そもそもなぜメールを効率化すべきなのか。146——これは日本のビジネスパーソンが1日にメール処理に費やしている平均時間(分)という調査結果です。

#26 画面 3
1通あたり件数合計
受信メールを読む約1分30秒平均約50件約75分
メールを送る5分47秒(ほぼ6分)(受信より少ない)約71分
合計約146分(約2時間半=1日の業務の約30%)

業種・職種によって変わりますが、全体の平均ではこれだけの時間がかかっています。

メール処理の時間を減らす2つのアプローチ

#26 画面 8
アプローチ内容
① 脱メール日々やり取りするメール自体を減らす。例:チャット中心のコミュニケーションで社内メールを減らす。ただし、お客様とのやり取りなど完全になくすのは難しい
② メールの効率化1通ごとの処理時間を減らす。Outlook の機能(クイック操作、署名、ショートカットキーなど)を使い倒す。さらに最近注目されているのが AI ツール(Copilot)でメール業務を補助する方法。これまで効率化が難しかったメールを読む・作るというコアの部分を効率化できる
まず脱メールを進め、それでも必要なメールは Copilot でうまく効率的に処理しよう。

#27メールの要約

メールを上から読む代わりに、AI の要約を読んでざっくり内容を把握。Copilot ならワンクリックで要約を表示できます。

Outlook には新しい Outlook(Outlook (new))従来の Outlookの2種類があり、操作が少し異なります。
#27 画面 4

新しい Outlook

  1. 読みたいメールを選択し、画面上部の [Copilot による要約] をクリック。
    #27 画面 7
  2. AI の要約が一瞬で表示される。どんなに長いメールでも、ワンクリックで全体をざっくり把握できる。
    #27 画面 9
  3. 深掘りしたいときは中央の [Copilot に質問] をクリック → 画面右側に、今開いているメールの内容だけを元に答える専用の Copilot Chat が表示される。
    #27 画面 12
  4. プロンプトを打つか、下に表示される候補(例:[次のステップを提案してください])をクリック → 推奨アクションを整理してくれる。
    #27 画面 16
  5. チャットが狭いときは上側の [Copilot Chat の展開] アイコンで枠を大きくできる。
    #27 画面 17

従来の Outlook

  1. 要約したいメールを選択し、右上の [要約] ボタンをクリック → メールの上部に要約が表示される。
    #27 画面 21
  2. [Copilot に質問]ボタンはないが、メールを開いた状態で一番右上の [Copilot] をクリックすれば Copilot Chat が表示され、同じように深掘りできる。

#28メールの下書きを作成する

最初の挨拶や語尾(「です」か「ございます」か)など、一からメールを作ると細かいところで時間を食いがち。Copilot でメールの下書きを作成して手間を減らします。主に届いたメールに返信するときによく使います。

  1. メールの画面で [返信] または [全員に返信] をクリックして返信画面を開く(ショートカット:返信 CtrlR、全員に返信 CtrlShiftR)。
    #28 画面 4
  2. 返信画面の光っているペンのアイコンをクリック(ショートカット AltI)。どんな下書きにするかを指示するウィンドウが出る。
    #28 画面 7
  3. おすすめのプロンプトから選ぶか、上側に自分でプロンプトを入力する。基本はおすすめの一番上に表示されるキラキラしたアイコンの項目を見る。メールの文面を元に Copilot が「こんな返信にしたら?」と候補を出してくれている(例:在庫状況の話や納品日数の会話なら「在庫状況を確認中です」「納期詳細のご案内」など)。
    #28 画面 11
  4. 例:「在庫状況を確認中です」を選ぶ → メールの文面を汲んだ下書きが一瞬でできる。
    #28 画面 12
  5. 問題なければ [保持する] をクリック(またはメール本文のどこかをクリック)で、下書きがメールに組み込まれる。そのまま送るか、気になる点だけ修正する。
    #28 画面 14
  6. 納得いかないときは、[もう一度試す][短くする][長くする][スタイルの変更](よりフォーマルに等)で調整。上側にプロンプトで追加指示もできる(例:追加発注ができないことを含めてください)。
    #28 画面 17
    #28 画面 19
  7. 何度か作成したら、下側のバージョンの矢印で切り替えて比べ、一番しっくりくるものを開いた状態で [保持する]

#29“カスタム指示”で下書きのルールを設定

下書き機能を使うと「思っている文面と違う」「いつものフォーマットと異なる」と感じることも。Outlook のカスタム指示で、メール作成の精度を上げます。

Copilot Chat のカスタム指示とは別の機能

Copilot Chat のカスタム指示(#11Outlook のカスタム指示
場所Copilot Chat 右上[…]→[Settings]→[個人用設定]→[カスタム指示]Outlook 右上の歯車(設定)[Copilot][下書きの指示]
適用範囲Copilot Chat のすべての回答メールの下書きを作るときだけ
#29 画面 10

設定するルールの例

  • 宛先の名字を入れ、敬称(様)を付ける
  • お決まりの挨拶文を先に登録しておく(例:「いつもお世話になっております。ユースフルの○○です。」)
  • 改行を入れて読みやすくする
  • 結びの文言(例:「何卒よろしくお願いいたします。」)
#29 画面 12

試してみる

  1. カスタム指示を入力し、[メールの下書きを作成する際にカスタム指示を使用する] がオンになっていることを確認して画面を閉じる。
    #29 画面 14
  2. 返信したいメールで CtrlRAltI で下書き画面を表示し、プロンプト(例:「在庫確認進めます」)を入力。
    #29 画面 16
  3. できた下書きには、宛先の名字+様、最初の挨拶、改行を含む読みやすい文章、結びの文言など、設定したルールがすべて反映されている。
    #29 画面 18
一度設定すれば、いちいち敬称や挨拶を直さなくても、一発で思い通りの下書きを作ってもらえる。

#30コーチングとリライトで文面を修正する

「この内容だとわかりづらいかも」と不安なときは、コーチングリライトの2つの機能で、一瞬でメールの文面を添削してもらえます。

機能対象使いどころ
コーチングメールの文面全体一通り書き終えて、全体が見づらい・意図が伝わりづらいと感じたとき
リライト選択した特定の文章だけ一部だけ直したいとき。メール作成の途中でも使える

コーチング

  1. メールの文面を一通り作成したら、鉛筆アイコン(Copilot を開く)をクリック、または AltI キーで [コーチングを受ける] を選んで Enter
    #30 画面 6
  2. 「メールを分析しています」の後、コーチングの画面が出る。トーン(丁寧な言葉を使う)、閲覧者の感情(相手に配慮する)、明瞭さ(要望を明確に述べる)などの観点で修正の提案をしてくれる。
    #30 画面 10
  3. 下側の [すべての提案を適用する] をクリック → 提案を元に修正した文面を自動作成。
    #30 画面 13
  4. 問題なければ下にスクロールして [置換] をクリック → 添削された文面に上書きされる。
    #30 画面 17

リライト

  1. リライトしたい文章を選択し、ペンマークまたは AltI[自動リライト]
    #30 画面 25
  2. 選択範囲だけを修正してくれる(例:「改善案を見たが」→敬語に、「入れ替えるだけで」の重複を修正)。[置換]で反映。
    #30 画面 26
文章全体を直したいときはコーチング、一部だけ直したいときはリライトと使い分けよう。

#31未読メールをまとめて要約

朝一番に Outlook を開くと未読メールがたくさん…どれから対応すべき? そんなとき、未読メールをまとめて要約し、対応の優先順位を判断できます。

  1. Outlook 画面右上の Copilot アイコンをクリックし、Copilot Chat にプロンプトを入力する。
    すべての未読メールを以下の構成で要約してください。
    -送信者
    -内容
    -依頼事項と納期
    #31 画面 5
    構成の文言は動画の説明から起こしたものです。件名やお客様名など、必要な項目を自由に追加できます。
  2. 「未読メールが6件見つかりました」と、実際の未読件数どおりにすべて拾ってくれる。
    #31 画面 6
  3. 1件ずつ内容や納期を要約(例:佐々木さん/請求書の明細に誤り/納期:今週中)。要約の下にメールのリンクがあり、クリックで該当メールを開いてすぐ返信できる。
    #31 画面 7
    #31 画面 8
すべての未読メール」と書くと、1つのフォルダーだけでなく全フォルダーの未読メールを検索してくれる。仕分けルールで複数フォルダーに振り分けている人に特に便利。

#32メールを翻訳する

英語やドイツ語など外国語のメールを効率的に理解するための3つの機能です。

① Outlook 標準の翻訳(全文を日本語に)

  1. 該当メールを選択し、右上の […] → [翻訳]。一瞬で日本語に翻訳される(Copilot ではなく Outlook の標準機能)。
    #32 画面 3
    #32 画面 4
  2. 元の文章で確認したいときは [元のメッセージを表示]
    #32 画面 7

② メール全体を日本語で要約

  1. [Copilot による要約] をクリック → 外国語のメールだと要約も英語で表示される。
    #32 画面 10
  2. 上の [調整する][日本語で要約を表示する] をクリックすると日本語で要約される。
    #32 画面 11
    #32 画面 12

③ 一部分だけ詳しく説明してもらう

  1. 知りたい部分をマウスで選択すると、上側に [これについて説明する] ボタンが出るのでクリック。
    #32 画面 14
  2. Copilot Chat が開き、文章の意味や背景、重要なキーワード、ビジネス上の意味などを詳しく説明してくれる。
    #32 画面 16
目的に応じて、標準の翻訳・全体の要約・一部分の説明を使い分けよう。

#33まとめ(Outlook)

Outlook の Copilot 機能の最大の特徴は、メールの要約や文章の修正など便利な機能をワンクリックで素早く呼び出せること。日々たくさんのメールを処理するからこそ、この手軽さが大きなポイント。仕事の中でパッと呼び出せるようになろう。

セクション5 Word

#34本セクションの概要(Word)

Word 上で Copilot を使うと、Outlook と同じく文章の修正に使えるのはもちろん、面倒な見出しの設定や、PowerPoint のプレゼン資料の台本を Word 上に作ってもらうなど、面白い使い方ができます。仕事でどう使えばよいか詳しく解説します。

#35新しい文章を作成する

Word の新しいドキュメントを一から考えるのは面倒。Copilot にドキュメントのベースを作ってもらう、Copilot in Word の一番基本の使い方です。

  1. 新規文書の画面にあるプロンプト入力欄で指示する。入力欄が出ないときは AltI
    #35 画面 3
  2. 例:社内向けの Copilot 説明資料。「Copilot の種類について説明を含める」「文字数はこれくらい」「わかりやすい平易な言葉で」などを指示に含める。
    #35 画面 4
  3. 数十秒で、指示どおり(Copilot の種類を約2,000字でわかりやすく)の文書ができる。このままでよければ [保持する] で確定。
    #35 画面 7
  4. 不十分なときの直し方:
    • 矢印アイコン(再生成):同じプロンプトでもう一度生成(少し違う文書になる)。
      #35 画面 11
    • 上側の鉛筆アイコン:プロンプト自体を修正(例:「Copilot Studio の内容も入れてください」を追加)。
      #35 画面 14
    • 下の入力欄:内容を微調整(例:もう少し簡潔な文章にして)。
      #35 画面 20
  5. 矢印で生成された文章を見比べ、よいものを選んで [保持する]
基本の流れ プロンプトで内容を指示 → 微調整 → [保持する]で確定。

#36過去資料をベースに文章作成する

実務では、過去の提案書や企画書を元に新しい資料を作ることの方が多いはず。お手本の資料を Copilot に添付して、「この資料のような文書を作って」と指示するのが効率的です。

使用ファイル:セクション5_企画書.docx(サンプルファイル)

  1. 新規の Word ファイルを開き、プロンプト入力欄左側の [+] をクリック。
    #36 画面 5
  2. [ファイル] を選ぶと最近開いた資料が一覧表示されるので、参照したいファイル(例:企画書)を選ぶ。一覧に出ないときは、そのファイルを一度開くと表示される。
    #36 画面 6
    #36 画面 7
  3. どんな資料を作ってほしいかをプロンプトで指示する。例:「添付した企画書を参考に、新しい商品の企画書を作成してください」+ 商品名・ターゲット・商品の特徴など5つの中身を箇条書きで指示。
    #36 画面 10
  4. 指示した情報がすべて盛り込まれた文書ができる。お手本と並べると、プロジェクト概要→商品コンセプト→市場背景とターゲット→商品の特徴→商品仕様の表…と構成もお手本と同じ形式になっている。
    #36 画面 13
豆知識:ブラウザ版 Word ならファイル添付がしやすい ブラウザ版 Word の[コンテンツを追加]では、右側の OneDrive アイコンから OneDrive の画面を開いてファイルを選べる。[クイック アクセス][その他の場所]から SharePoint 上のファイルも選べ、[マイ ファイル]の[ファイルのアップロード]で PC のファイルを OneDrive に上げて添付することもできる。添付がうまくいかないときに試そう(撮影時点の仕様)。
#36 画面 19

#37プレゼンテーションの台本を作る

PowerPoint の資料でプレゼンするとき、話す内容を忘れないよう台本を作る人も多いはず。Copilot in Word を使えば、その台本を一瞬で作れます

  1. Word で新しい白紙の文書を開き、[+] → [ファイル] で台本を作りたいプレゼン資料(PowerPoint)を選んで添付する。
    #37 画面 4
  2. プロンプトを入力する。おおよそのプレゼン時間を伝えるのが重要(時間を元に分量を調整してくれる)。
    この資料でプレゼンする時の台本を作成して。プレゼン時間は10分です。
    #37 画面 5
  3. 台本ができる。「はじめに」「現状の課題」「企画の概要」など、どのページで何を話すかが書かれ、資料の内容を理解した上で作ってくれている。各パートで話す時間の目安(このパートは3分、次は2分…)も書いてある。
    #37 画面 8
    #37 画面 11
  4. 問題なければ [保持する]。書き換えたいときは鉛筆マーク(プロンプトの編集)か、右下の入力欄で追加指示。例:重要なポイントを太字にして(重点的に話すところがわかる)、もっと抑揚のあるメッセージにして
    #37 画面 17

#38見出しと目次を設定する

見出しと目次を設定すると Word の文書が格段に見やすくなるが、設定がややこしい。Copilot を使えばワンクリックで見出しを設定できます。

おさらい:見出しと目次のメリット

  • 見出し:章ごとのタイトル(例:商品特徴、商品仕様)。どんな章で分かれているか見やすくなるほか、見出し左の三角マークで章を折りたためる。[ホーム]タブのスタイルで見出しの見た目(青色・太字など)をまとめて変えられる。
    #38 画面 6
  • 目次:見出しを設定すると使える。どのページに何の章があるかを一覧表示。見出し名を変えても(例:商品コンセプト→企画コンセプト)[目次の更新]だけで反映される。
    #38 画面 13

Copilot で見出しを設定する

  1. 見出しを設定していない文書(1、2、3と通し番号は振ってあるが見出しではない)だと、目次を作っても「目次項目が見つかりません」と表示される。
    #38 画面 19
  2. キラキラの鉛筆アイコンまたは AltI[構造と絞り込み]
    #38 画面 20
  3. 見出しが設定された文書を作ってくれる。[置き換え]をクリックして保存。章の折りたたみや見出しの見た目の変更もできるようになる。
    #38 画面 21
    #38 画面 25
  4. [参考資料]タブ → [目次] → [自動作成の目次 1]または[2]で目次を作成。
    #38 画面 29
    #38 画面 30
  5. 1ページに目次とタイトルが混在したら、[挿入]タブ → [ページ区切り]。見出しを変えたら [目次の更新] → [目次をすべて更新する]で一瞬で反映。

#39文章の修正・調整

Copilot in Word には、自分が作った文章を修正・微調整する便利機能がいろいろあります。すべて鉛筆アイコンまたは AltI のメニューから使います。

注意 AltI のメニューは、文章を選択しているときと選択していないときで項目が異なる。同じ項目が出てこないときは、選択状態を確認する。
#39 画面 6
文章を選択した状態のメニュー(自動リライト、短くする、フォーマルにする など)
状態項目できること
選択していない記述を続ける既存の文章をベースに、下に続きの文章を追加してくれる。「この部分が物足りない」ときに
構造と絞り込み適切な見出しを作ってくれる(#38
選択している自動リライト不自然なところを正しくわかりやすい表現に修正
テーブルとして視覚化箇条書き(例:商品特徴10個)を表形式にまとめてくれる。文章でババッと書いてから表に直せる
Copilot とチャットするCopilot Chat が開き、選択した文章だけを元に回答。例:「この日本語って不自然ですか」→「意味は明確だが少し硬い印象。こんな文章はどう?」
#39 画面 10
記述を続ける
#39 画面 19
テーブルとして視覚化
#39 画面 28
Copilot とチャットする
Word で文章を作るときは、都度 AltI の機能を試してみよう。

#40ドキュメントの内容を理解する

長い Word 文書を一から読むのは面倒。Copilot の要約機能で、ざっくりした内容や重要な数字を先に把握できます。

要約(概要)

  1. 既存の文書を開くと一番上に [要約] が表示される。[詳細を表示]をクリック。
    #40 画面 3
  2. 概要:商品コンセプト、市場背景とターゲット、商品特徴、販売戦略と収益予測…とカテゴリ分けして要約。一目でざっくり内容をイメージできる。
    #40 画面 5
  3. 各項目の番号にマウスを合わせると元の文章でどう書かれているか確認でき、クリックすると該当箇所にジャンプできる。気になるところだけ本文に飛ぶ読み方が効率的。
    #40 画面 6

分析情報

  • [分析情報]をクリックすると2つの項目が出る。
    #40 画面 11
    • キー番号:文章中の重要な数字をまとめてくれる(例:1食あたり350kcal、価格650円、販売開始2026年9月)。カッコの番号で出典を確認・ジャンプできる。
    • おすすめの Q&A:「商品コンセプトは何ですか」「ターゲット層とその理由は」など、気になりそうな質問と答えを生成。矢印アイコンで他の質問の答えも表示できる。
  • イメージと違うときは右上の矢印アイコン(更新)で再生成(長い文書ほど内容が変わる)。
    #40 画面 21

アップデートされた要約機能(ブラウザ版 Word)

撮影時点ではブラウザ版 Word でのみ利用可能。アプリ版(Word アイコンから開く)とブラウザ版(Web ブラウザで使う)はアップデートのタイミングが異なることがよくあるので、アプリ版で使えない機能はブラウザ版で試してみる。
  • 要約の細かさを変更:要約画面下の [標準] をクリックし、簡潔/標準/詳細の3パターンから選べる。
    #40 画面 32
  • アクティビティ:作成者、最終編集日時、閲覧数などを確認できる。いつ作られた文書か気になるときに。
    #40 画面 36

#41まとめ(Word)

Word の Copilot は「自分が作った文章の修正」をイメージしがちだが、使い方次第でもっと便利に活用できる。お手本となる資料を渡す、「重要なポイントを太字にして」と指示する——少しの工夫で、より精度の高いアウトプットが返ってくる。

セクション6 PowerPoint

#42本セクションの概要(PowerPoint)

PowerPoint の Copilot と聞くと AI によるスライドの自動生成を思い浮かべる人も多いはず。本セクションでは、スライド生成に加えて他にもいろいろな使い方を紹介します。自分の仕事のどんな場面で使えるかイメージしながら学習しよう。

#43自社デザインに沿ったスライド作成

Copilot in PowerPoint はプロンプトの指示を元にスライドを生成できます。さらにスライドマスターを用意すると、会社のフォーマットに合ったスライドを作ってくれます。

使用ファイル:セクション6_スライドマスター.pptx(サンプルファイル)

基本:プロンプトからスライドを生成

  1. PowerPoint の新しい資料を開き、左上の星印のようなアイコン(Copilot)[プレゼンテーションの作成]
    #43 画面 3
  2. 「Copilot でプレゼンテーションを作成」画面でプロンプトを入力。例:
    清涼飲料水の市場トレンドや地域別の情勢をリサーチしたレポートをスライド5枚で提供して
    #43 画面 4
  3. 生成前に構成案が表示される。問題なければ右下の [スライドの生成]。内容を足したいときは [+](新しいトピックを追加)(例:「日本国内のトレンドについてもリサーチして」)。
    #43 画面 5
    #43 画面 9
  4. プレゼンテーションが生成される。テキストだけでなく画像も生成してくれ、画像のサイズや形は後から自分で変更できる。
    #43 画面 14

便利ですが、実務ではできたスライドのデザインが会社のデザイン(右上のロゴ、文字サイズ・フォントなど)と異なるのが不便。わざわざ直すのは面倒です。

会社のフォーマットに沿って生成する

  1. スライドマスターに会社のフォーマットが設定された PowerPoint 資料を用意する。[表示]タブ → [スライドマスター]で、タイトルスライドと本文スライドが会社のフォーマットになっているか確認し、[マスター表示を閉じる]
    #43 画面 22
  2. 星マーク → [新しいプレゼンテーションに置き換える]
    #43 画面 25
  3. 作成画面の[プレゼンテーションのデザイン]欄に、スライドマスターのスライドが表示されていることを確認(このフォーマットを参照して作るという意味)。同じプロンプトを入力 → 構成案 → [スライドの生成]
    #43 画面 26
  4. 会社のロゴ、タイトルのフォント・サイズ・色などが元のスライドと同じフォーマットで生成される。
    #43 画面 29
スライド生成するときは、あらかじめスライドマスターを設定しておくのを忘れずに。

#44スライドのメモを生成する

スライドごとに話す内容を書いておくメモ(発表者ノート)。発表者モードでスライドを投影しながら確認できて便利ですが、一から書くのは面倒。Copilot ならワンクリックで全スライドのメモを作れます。

#44 画面 3
発表者モードでメモを確認しながら発表できる
  1. [表示]タブ[メモ] ボタンをクリックすると2つの選択肢が出る。
    • [現在のスライドに発表者ノートを生成する]:開いているスライドだけ
    • [すべてのスライドの発表者ノートを生成する]:一度に全スライド
    #44 画面 8
  2. 「発表者のメモを生成しています」の後、スライドの内容を盛り込んだメモができる。
    #44 画面 11
  3. 読み返して問題なければそのまま使い、内容や長さを微調整して使いやすくする。

#45想定質問を考えてもらう

プレゼンで一番難しいのは質問対応かもしれません。Copilot を使えば、想定質問と回答案の準備が一人でできます。

  1. PowerPoint で Copilot Chat を開く:[ホーム]タブの[Copilot]アイコン、またはスライド内の星マーク → [Copilot に質問]。画面右側に表示されるチャットは、今開いている資料の内容を元に回答する。
    #45 画面 4
    #45 画面 6
  2. 質問の数と回答案がほしいことを指示する。
    この資料を上司に説明したとき聞かれそうな質問を10個挙げて。またそれらに対する回答案を教えて
    #45 画面 8
  3. 10個の想定質問と回答案が出る(例:「なぜ夏の定時退社週間を実施するのですか?」)。
    #45 画面 11
  4. チャット欄が狭いときは、境目をドラッグして広げるか、右上の […] → [M365 Copilot アプリで開く]で Web ブラウザに全画面表示できる。
    #45 画面 14
  5. 質問がありふれていると感じたら、より厳しい質問を追加で頼む。100人に1人しか気づかないような着眼点で、より厳しい質問をして →「繁忙期や特定部署の業務負荷との兼ね合いは?」「長期的な定着・文化変革まで追跡する仕組みは?」など。
    #45 画面 17

上司になりきって1つずつ質問してもらう

  1. 上司の口癖などを伝え、相手になりきって1つずつ質問してもらう。強調したい語をアスタリスク(**1つずつ**)で囲むと「絶対に守って」という強調になる。
    上司は○○という口癖があります。それをもとに上司になりきって、私に**1つずつ**質問をして
    プロンプト例は動画の説明から要約したもの。上司の特徴は自分の状況に合わせて書き換えてください。
    #45 画面 20
  2. 質問に答えると(例:「他の季節と比較して夏の残業時間が多いため」)、その回答に合わせて次の質問をしてくれる(例:「夏の残業時間が多いというデータの根拠は?」)。上司が目の前にいる感覚で練習できる。
    #45 画面 23
プロンプトを1回入力して終わりではなく、対話を繰り返すことを意識しよう。

#46プレゼン資料の翻訳

日本語で作るだけでも大変なのに、外国語に直すのはもっと大変。Copilot の翻訳機能なら、日本語のスライドを一瞬で翻訳できます(外国語の資料を日本語に訳して読むのにも使える)。

  1. 左上の星マーク(Copilot)[このプレゼンテーションを翻訳する]
    #46 画面 5
  2. 「Copilot で翻訳」ウィンドウで翻訳したい言語(例:英語)を選び [翻訳]
    #46 画面 7
  3. 数秒ですべてのスライドが翻訳される。テキストボックスの幅などが合わない部分を自分で調整する。
    #46 画面 8
注意:翻訳版は別ファイル タイトルの右に「_英語」と付くとおり、元の資料とは別のファイルとして作成される(元の日本語資料は上書きされない)。新しくできた方の資料を必ず保存する。保存しないと翻訳した資料が残らない。
#46 画面 10

#47プレゼン資料の要約

社内の PowerPoint 資料が難しくて理解に時間がかかるときは、最初に Copilot で要約して全体感をつかんでから読み進めましょう。

資料全体を要約

  1. 星マーク → [このプレゼンテーションを要約する]
    #47 画面 3
  2. 目的、背景、報告内容の構成、現状の課題…とトピックごとに要約してくれる。
    #47 画面 4
    要約が英語で出たら、日本語で要約して と打てば日本語で出る。

特定のスライドだけを要約

  1. 右上の Copilot アイコン、または星マーク → [Copilot に質問]で Copilot Chat を開く。
  2. 入力欄の下の [このスライドの重要ポイントは何ですか?] をクリック → 今開いているスライド(例:4番)だけを要約。
    #47 画面 11
    #47 画面 14
  3. [表示を増やす]で他の便利なプロンプトも出る。例:[このスライドについてより簡単な言葉で説明する][このプレゼンについて対象ユーザーはどのような質問をする可能性がありますか?](想定質問)。
    #47 画面 17

#48まとめ(PowerPoint)

講師の印象では、現時点の Copilot のスライド生成の精度は100点満点中50点くらい。そのまま提出できるレベルではないが、スライド作成のベースを用意する観点では非常に役立つ。メモの生成や想定質問の準備など、スライド生成以外でも役立つ機能が満載。会社でのプレゼンに活かそう。

セクション7 Excel

#49本セクションの概要(Excel)

ピボットテーブル、条件付き書式、複雑な関数など、つまずきやすいポイントが多いのが Excel。だからこそ Copilot をうまく使えれば、普段 Excel を触らない人でもつまずかずに機能をフル活用できます。特に エージェントモードで Excel 上のデータ操作が非常に楽になります。

#50データ準備

Excel で Copilot を使ったデータ加工・分析の精度を上げるには、データの持ち方が非常に重要。Copilot に限らず手動の分析でも大切な考え方です。

使用ファイル:セクション7_売上データ.xlsx(サンプルファイル)

データ分析に適していないデータの4つの特徴

#50 画面 2
#NG理由・直し方
1見出しが重複しているB列・C列がどちらも「地域」だと、「地域の列を分析して」と伝えてもどちらか判断できない。すべての見出しに異なる名前を付ける
2空白のデータがある空の行や空欄のセルがあると正しく分析できない。行を削除する、0 などを入れるなどして空白をなくす
31つのセルに複数の情報「13、28」のように1セルに複数の数量があると分析できない。1セル=1情報
4セルを結合している見た目はわかりやすいが分析に不都合。結合せず、同じデータでも1行ずつ情報を入れる
#50 画面 4

最後にテーブル化する

  1. 4つのポイントを確認したら、CtrlA で表を全選択。
  2. CtrlT →「テーブルの作成」画面で Enter(OK)。表がテーブルになる。
    #50 画面 19
ここまでが Copilot でデータ分析をするための下準備。

#51エージェントモードの基本操作

Excel の エージェントモードを使うと、表の見た目を整える、データを整理・分析するなどの操作をテキストで指示できます。

エージェントモードを開く

  1. [ホーム]タブの Copilot アイコンをクリックして Copilot Chat を開く。
    #51 画面 3
  2. チャットの [ツール] アイコン → [エージェント モード] を選ぶ。これで初めて Excel 上のデータを Copilot で操作・分析できるようになる。
    #51 画面 5

活用例

やりたいことプロンプト例結果
見出しの文字色を変える今開いているシートの見出しの文字を白にして見出しが白に。列幅も自動調整してくれた(空気を読んで追加の操作もする)
列幅だけ調整列幅を適切な幅に調整して列幅を自動調整
罫線を整える罫線を見やすいように調整して外枠は濃いグレー、内側は薄いグレーなど目立たない設定に
日付の表示形式「日付」列を何年何月のような形式にして「2024年4月」の形式に
カンマ区切りG列とH列をカンマ区切りで表示してください金額がカンマ区切りに(見出し名でなく列名で指定してもよい)
#51 画面 11
#51 画面 23
列名はカッコで囲むと精度が上がる 「日付」のように見出しの名前をカッコで囲むと、回答精度が上がると言われている(なくても基本的には処理してくれるが、念のため)。

「ショートカットキーの方が早いのでは?」と思うかもしれませんが、Excel 初心者や、操作や設定場所がふとわからなくなったときに非常に便利です。

#52集計列を作成する

アンケートの1〜5段階の数値は集計しやすいが、年齢から年代を出したり、自由記述コメントを分類したりするのは手間。エージェントモードで集計用の列を新しく作ると簡単に分析できます。

使用ファイル:セクション7_製品アンケート結果.xlsx(サンプルファイル)

年齢から年代の列を作る

  1. C列の年齢をもとに年代の列を新たに作成して と入力。
    #52 画面 4
  2. L列に「年代」列ができる(19歳→10代、33歳→30代、62歳→60代…と正しく設定)。チャットを下にスクロールすると、どう計算したか(関数)も記載されている。
    #52 画面 6
余談:他人が作った関数の意味を聞く 意味を調べたいセルを選び、数式バーをクリックすると「Copilot に質問して数式を求めてください」というバーが出る。この関数の意味は何ですか と入力すると、「年齢を10で割って切り捨てた値に"代"を付けて年代を表示。空欄やエラーの場合は空文字を返す」のようにテキストで教えてくれる。
#52 画面 11

自由記述コメントをポジティブ/ネガティブに分類する

  1. K列のコメントをポジティブとネガティブの2つに分類して と入力 → 分類してくれた。
    #52 画面 16
  2. ただしセルを選んで数式バーを見ると長い関数が入っている。[やったこと]の欄には「特定のネガティブな表現が含まれる場合はネガティブ、そうでなければポジティブ」とある=特定の文字列が入っているかで振り分けているだけ。データが増えたりコメントが長かったりすると精度が下がる。
    #52 画面 18
  3. プロンプトに 「**手動で**」 を加える。
    K列のコメントをポジティブとネガティブの2つに**手動で**分類して
    #52 画面 19
  4. 今度はセルに長い関数が入っておらず、「K列のコメントを1件ずつ読み込み、意味合いに基づき手作業で判定を入力しました」とある。文章のニュアンスを理解した上で分類してくれている。
    #52 画面 21
コメント集計には「**手動で**」を付ける 「手動で」の有無で、関数による文字列の仕分けか、文章全体のニュアンスを理解した分類かが変わる。アスタリスクで囲むと強調になり、より確実に手動で分類してもらえる。

カテゴリに分類する

  1. K列のコメントを3~5つのカテゴリに**手動で**分類して
    プロンプトは動画の説明から起こしたもの。
  2. 「コメントカテゴリ」列ができる(操作性・使いやすさ/価格・コスパ/デザイン・外観・携帯性/性能・品質・耐久性/サポート・保証・配送・説明 の5カテゴリ)。数式は入っておらず、手動で割り当てている。どんな意見が何%あるか集計できる。
    #52 画面 29

#53ピボットテーブルを作成する

データ分析でよく使うピボットテーブルも、Copilot にテキストで指示するだけで作れます。

  1. Copilot Chat をエージェントモードに切り替えてから、どんなピボットテーブルが必要かを指示する。
    地域ごとの売上金額の合計をピボットテーブルで集計して
    #53 画面 4
  2. 「ピボットテーブルを作成しました」→ Copilot が作った新しいシートにピボットテーブルが用意されている。指示どおり地域ごとの売上金額の合計になっている。
    #53 画面 5
プロンプトに「分析の対象」と「切り口」を含める 例:対象=売上金額、切り口=地域ごと。この2つがないと求めるピボットテーブルにならない可能性がある。

作成後の変更

  • 手動で作ったものと同じように操作できる。右クリック → [フィールド リストを表示する]でフィールドを変更。
    #53 画面 12
  • Copilot に指示して変えることもできる。例:ピボットテーブル内の売上金額を合計ではなくパーセントの割合で表示して → パーセント表示に。
    #53 画面 14

#54グラフを生成する

データ分析で必ずと言っていいほど必要なグラフ作成も、Copilot にプロンプトで指示して作ってもらえます。

  1. エージェントモードで指示する。店舗タイプごとの売上金額の合計を円グラフにして
    #54 画面 2
  2. グラフは(ピボットテーブルと同じく)新しく作ったシート(例:「タイプ別売上」)に貼り付けられる。
    #54 画面 4
  3. 手動で作ったグラフと同じように編集できる(文字を白にする、凡例の位置を移動する など)。
    #54 画面 6

いろいろなグラフ

  • カテゴリごとの売上金額を棒グラフで表して → 棒グラフ
    #54 画面 8
  • 地域ごとに販売数量を棒グラフ、売上金額を折れ線グラフでまとめた複合グラフを作成して → 複雑な複合グラフも作成
    #54 画面 9
グラフ作成はアップデートでかなり精度が向上した分野。以前試してうまくいかなかった人も、もう一度試してみよう。

#55条件付き書式・フィルター

データを見るときによく使う条件付き書式フィルターも、Copilot に指示して設定できます。

条件付き書式

  1. 売上金額が30万以上のセルを色付けして → 30秒ほどで濃い黄色でハイライト。[やったこと]には「テーブルの売上金額列に条件付き書式を設定しました」。
    #55 画面 3
  2. 単に色を塗ったのではなく条件付き書式なので、後から売上の値が変わってもルールが適用される(プロンプトを再実行しなくてよい)。
    #55 画面 5
  3. 追加のルールも指定できる。加えて売上金額が50万以上のセルを別の色で色付けして →[やったこと]に「重複を避けるために既存のルールを変更しました」。既存ルールも空気を読んで調整してくれる。
    #55 画面 8

フィルター

  1. カテゴリがビジネスのデータだけを表示して → フィルターを設定して抽出。「フィルター検証:900」は、可視行数(900行)と条件を満たす行数(COUNTIF で900行)が一致=フィルターが正しく設定されたことをファクトチェックした結果。
    #55 画面 11
  2. 複数条件もまとめて設定できる。「以下の条件を満たすデータを表示して」+地域・カテゴリ・売上金額の3条件 → すべてを満たす行だけ抽出。
    #55 画面 15
  3. すべての条件付き書式とフィルターを解除して → 元の状態に戻る。
    #55 画面 16

#56ダッシュボードの作成

データ分析をしようにも、どこから手をつけていいかわからない…。Copilot にダッシュボードの作成を依頼すると、分析の糸口が見えてきます。

  • ダッシュボード:もとは車の速度やエンジンの状態を表すメーター部分。データ分析では、必要な KPI・グラフ・表などを1枚にまとめたもの。
    #56 画面 3
  • 手の込んだダッシュボードを Copilot だけで作るのは難しいが、その下準備(表やグラフの作成)は十分可能。
  1. シンプルに指示する。データをもとに売上分析ダッシュボードを作成して
    #56 画面 5
  2. 1分ほどで新しいシートにダッシュボードができる。一番上に総売上・総販売数量・平均単価・件数の4つのキーデータ、その下に地域別・カテゴリ別・店舗別などの切り口で売上を集計。
    #56 画面 6
    #56 画面 7
  3. 集計はピボットテーブルなので、後からデータを追加できる。グラフやピボットテーブルの位置を調整すれば、十分ダッシュボードとして使える。
分析の着手点がわからないときは、とりあえず「ダッシュボードを作成して」と頼んで分析の方向性を示してもらうのが有効。

#57まとめ(Excel)

エージェントモードを使えば、表の整形、データ処理、グラフやピボットテーブルの作成など、非常に幅広い Excel 操作をテキストベースで誰でも簡単に行える。特にアンケートの自由記述コメントなどテキストデータの処理に Copilot を活用しよう。